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しこてぃっしゅβ

日々の忘備録代わりと、チラシのウラで。

   
カテゴリー「ぼうびろく:Cisco」の記事一覧

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UDLDのはなし②

UDLDのはなしのつづき。

UDLDは通常モードとAggressiveモードの2つのモードがあります。

2つのモードの違いは端的に言うと"どういう場合にPortをerrdisableとするか"です。

通常モードでは以下のパターンのうち1~4までの場合でPortをerrdisableとします。一方、Aggressiveモードでは以下のパターンのうち1~5までの場合でPortをerrdisableとします。


1.Unidirectional Linkの検知( 通常 / Aggressive )
対向装置から自身の情報以外の情報が付加されたUDLD Packetを受信した場合

2.Unidirectional Linkの検知( 通常 / Aggressive )
自身から送出したUDLD Packetを一定時間以上対向装置が受信していないと判断し、かつ、その後のNegotiation処理にも失敗した場合

3.対向装置の異常 ( 通常 / Aggressive )
対向装置から同じSequence番号のUDLD Packetが複数届くような場合

4.Tx/Rx Loop( 通常 / Aggressive )
自身が送出したUDLD Packetを受信した場合

5.一定時間以上、対向装置からのUDLD Packetを受信しなかった場合( Aggressive )

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UDLDのはなし

UDLDは、UniDirectional Link Detection(単方向Link検出)。

これは、片側通信状態を検知するCisco独自のL2 Protocolです。
対向装置間でLinkの状態が異なる場合はままあります。

例えば、100BASE-FXのFEFI(Far End Falut Indication)機能(特別意識して使ったことねーや)や、10/100BASE-TX、GbEの自動認識機能ではL1 LevelでのLinkDown検知は可能ですが、PortStackやMediaConverterを介した相互接続構成における MediaConverter間障害などL2 Levelの異常には対応出来ません。

そこでUDLDを使用することでL1 LevelのLinkDown検知メカニズムに加えてL2 Levelでの検知機能を提供することが出来ます。

以下の図を例として単方向通信状態の具体例を挙げます。
例えば以下の構成でSpanning Tree ProtocolにてLoop回避をしている状況があるとします。

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