ISDNのUNI(User-Network Interface)には通信速度などの違いにより2種類あります。
通信速度の速い方がPRI(Primary Rate Interface(一次群速度インタフェース))です。この規格で接続することにより1.544 Mbpsの通信が可能になります。
通信速度の遅い方がBRI(Basic Rate Interface(基本インタフェース))です。この規格で接続することにより192Kbpsの通信が可能になります。
- PRI(Primary Rate Interface(一次群速度インタフェース))
一本の通信回線を複数の論理的回線(チャネル)に分割して使用しており、データ伝送用に用いる論理的回線はBチャネルと、制御用のデータをやり取りするためのDチャネルによって構成されています。
通信速度は、Bチャネルが64kbps、Dチャネルが16Kbpsです。日本や米国では、Bチャネル23本とDチャネル1本が使用されます。
一般的に"T1"と呼ばれたり"23B+D"と表記されることが多いです。
- BRI(Basic Rate Interface(基本インタフェース))
一本の通信回線を複数の論理的回線(チャネル)に分割して使用しており、データ伝送用に用いる論理的回線はBチャネルと、制御用のデータをやり取りするためのDチャネルによって構成されています。
通信速度は、Bチャネルが64kbps、Dチャネルが16Kbpsです。
PRIとの違いは使用するチャネル数です。
BRIではBチャネル2本とDチャネル1本が使用されます。これはPRIと比較してより一般家庭レベルでの仕様に適した構成となっています。
↓はPRIケーブルのPINアサインの例です。
↓はBRIのPINアサインの例です。
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