INS回線のすぐ後ろに接続する機器がNT1(Network Termination 1)です。一般的にはDSU(Data Service Unit)がこれにあたります。
NT1の後ろに接続する機器がNT2(Network Termination 2)です。PBX(Private Branch Exchange)がこれにあたります。ただし、NT2は省略可能です。今ではPBXなんて滅多にお目にかかれませんね。
接続する端末がISDN対応の端末であれば、NT1のすぐ後ろでもNT2のすぐ後ろでもどちらでも接続することが可能です。
このISDN対応端末がTE1(Terminal Equipment 1)です。ISDN対応のネットワーク機器がこれにあたります。
ISDN非対応端末の場合、ISDNインターフェイスへの変換装置が必要となります。この変換装置のことがTA(Terminal Adapter)です。
TA経由で接続するISDN非対応端末のことがTE2(Terminal Equipment 2)です。ISDN非対応の電話機などがこれにあたります。
また、ISDNの接続ポイントにはそれぞれ名前が付いています。
TE2-TA間をR点、TE1(またはTA)-NT2をS点、NT2-NT1間をT点、NT1-ISDN網をU点と呼びます。ただし、NT2は省略可能であるためNT2を省略した場合、S点とT点は同一インターフェイスとなります。この場合、S点とT点をまとめてS/T点と呼びます。
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